エスパ-・小林氏『「運」がつく人「霊」がつく人』『「霊」についての100の質問』
著作者名を見てすぐにエスパ-伊藤が頭に浮かび、またエスパ-は超能力者であり霊能者はサイキックだろう!と突っ込みたくもなる。多分なんちゃって霊能者だろうと思ったら、ちゃんとした霊能者だった。
ネットでもいろいろ調べられるが、活字人間のおっさんは「本」の方が親しみ易い。
馴染みの書店の文庫コ-ナ-で最初に目に付いたのがこの二冊だった。
「霊能者」を職業としている著者の体験や所見が数多くあげられており、わかり易い設定と簡潔にまとめられた文章で読み易い構成になっている。いくつかピックアップ。
- 「霊に取り憑かれやすい人」は面白半分に心霊スポットなどに行きたがる無謀な人。絶対取り憑かれない人は、スポットどころか話さえも嫌がる。そういう人には強い背後霊がついているかららしい。
- 病院では個室に霊が居ることが多く、逆に霊安室には居ないらしい。
- 先祖供養は先祖を思う気持ちがあれば自己流でいい。負担になってまでの供養を先祖が望むはずがない。家に仏壇があれば故人の好きだった食べ物、飲み物をおいてあげればいいし、仏壇がなければ故人のことを思いながら一緒にたべればいい。経験上、「お経」を読んでほしいという霊はおらず、ほとんどが「食べ物、飲み物」を所望するらしい。
*丁度母の供養をしている時期だったので、ずいぶん参考にもなり気が楽になった。
- 「生霊」については存在しないという考え。その理由が、念で憎い相手を苦しめられるのなら、アイドルの彼女や人気俳優の奥さんはとっくに亡くなっているだろうし、圧政を敷く独裁者はこの世にいないだろうとのこと
*この件については少し異論がある。アイドルや人気俳優の大方のファンはそこまで嫉妬しないだろうし、中にスト-カ-的なファンがいたとしても人を呪い殺すほどの念は持っていないだろう。独裁者においても多少の恨みの念程度は撥ね返す強さを持っているのではないだろうか。人に影響を与えるほどでなくとも、良い生霊・悪い生霊はどちらも存在すると思う。
- 彼の考える日本史上の二大祟り神は「平将門」と「崇徳上皇」とのこと。確かに平将門の首塚などは、多くの祟り伝説が語られている。(この記事は、家人が出かけて夜一人の時に書いていたのだが、何故かこのくだりでゾクッとしたので中断し、翌朝続きを書く。多分気のせいだと思うが...)
- 降霊。本の中で「横山ノック」と「マイケルジャクソン」を呼び出した例をあげている。降霊については別の機会にも書こうと思うが、私的には疑問を持っている。
そのほか身近な霊や供養について、宗教に関係なく霊能者としての経験・知識・対処等をわかりやすく解説してくれており、初心者(というのも変だが)にはお勧めの本である。