識子さんの「ひっそりスピリチュアル」
本屋さんで心霊関係の本をさがしていたら、「ひっそりとスピリチュアルしています」とのタイトルにひかれ買ってしまった。著者の桜井識子さんは霊媒師の祖母と審神者(さにわと読み、霊媒に霊が乗り移ると会話をし、真実を見極め、終わると霊媒から離れてもらう役目を担う)の祖父の血筋から霊能力を受け継ぎ、幼少の頃の臨死体験もあって、以降霊的な経験を重ねる。序章では霊体験の話だが、メインが神仏とのコンタクトである内容に惹かれた。
眷族。聞いたことはあるが、実際はどういう者たちか実感がわかないのが現実であろう。彼女の説明では、水戸黄門の助さん格さんみたいなもので、常に神にお仕えしボディガ-ドをかねている存在とのこと。町民が黄門様に気安く話しかけても黄門様は気にしないが、眷族はピリピリしている。手でもかけようものなら「無礼者」となる。よく「罰(ばち)が当たる」というが、神様が罰をあてるのはおかしいと思っていたのがこれで納得した。罰は、神様が当てるのではなく、仕えている眷族があまりの無礼に見かねて与えているのだと。龍、天狗やお稲荷さん、神社の参道で見かける狛犬とかさまざまな形の眷属がいるそうである。
お参りの順序。これも初めての知識。神社にも奉られる神様の格があり、位の高い程後に参らなければならないらしい。変な例えだが、サンドペ-パ-や砥石で金属を磨く時、目の粗い方からだんだん目の細かい方で仕上げてゆく感じ。もっとも目の細かいペ-パ-で仕上げた後、もう一度目の粗いペ-パ-で磨けば粗く仕上がってしまう。素人では格までわからないが、祠と氏神神社、ご神体が奉られている山神程度は分かるし、後は感覚でいいとのこと。
神様が忌み嫌う物は「穢れ」。主に死と血と獣とのこと。眷族の狛犬や狐は神に近い魂が形を変えたもので、本来の獣とはちがうらしい。だからペット連れや喪中の参拝はタブ-であり、女性も生理のときは参拝を避けたほうがいいらしい。
お参りの方法。まず参道の真ん中は歩かない。真ん中は神様が通る道でありどちらかの端を歩く。お手水で手と口を清める。お賽銭は投げ入れない。賽銭箱に滑らせるように入れる。拝殿で二礼二拍手一礼し、自己紹介と願い事を唱える。決して友人や家族とワイワイ喋りながらお参りしない。お参りを終えたら、しばらく境内をブラブラしながら良い気を浴びて波動を上げてもらう。帰りの参道でも「お参りさせていただきありがとうございました」とお礼を唱える。鳥居を出たら振り返って一礼。また願い事をかなえてもらったら、すぐではなくとも必ずお礼参りをする。
等々、おっさんになるまで知らなかったことも結構あり、大変参考になった。
また彼女は霊感がありながら霊能者を生業とせず、福祉の仕事をしながら同名のブログで霊体験、主に高級霊とのコンタクトだが心霊現象の体験も紹介している。
本の続編も出ており、追々紹介する。
霊能力に興味を持ち考察を始めたが、私が認識していた霊能力・霊現象は主に低級霊を対象としたものであり、そうしたことの危険性、また波長・意識を神仏・高級霊に向けることの重要性を実感し、この本に出合えたことに感謝する。