生きがいの創造

飯田史彦氏著

おっさんは本を選ぶとき、タイトル、プロロ-グに次いで、必ず著者の経歴を見る。
まず、スピリチュアル系の場合、外国の著者はどうしても宗教色が入ってくることが多いので後回しとなる。占い師・風水系・宗教家の本もあまり読まない。中には○○星出身と、地球外の出身の方の本もあったが、おっさんにはまだそれを信用する器量がないので遠慮した。

さて、飯田氏であるが、福島大学経営学教授とあり興味を惹く。心理学者じゃないんだ。
また、彼は他の霊能者のように幼少の頃より霊能力を感じていた訳ではなく、大学3年の時に高熱を出してから心の中で何者かの声が聞こえるようになったらしい。

「生きがいの創造Ⅱ」では自殺者から話しかけられたエピソ-ドが会話型式で書かれており、かなりの臨場感と信憑性を感じた。

最初は、失恋を苦に自殺した若い男性の魂から突然話しかけられた話。男性が死後、反省の意も兼ねて闇の中をさまよっていたところ、光が見えたので話しかけたと言う。そして、突然地図のようなビジョンを見せ、そこに行って自分の両親に伝えてほしいことがあるという。最初は事態がまったく理解できず困惑するが、それでもお人好しに話を聞いてあげる中で、ぼんやりと自殺者の死後の魂がどういう状態にあるのか理解しはじめる。それでも突然の展開を即座に信用できるはずもなく、怒りざま依頼を断り続けるが、最後は同情して引き受けてしまう。しかし、それ以上にいきなり見ず知らずの青年が訪ねて来て、死んだ息子さんからの伝言ですと話しかけられても、信用してもらえるはずがないとの思いがあった。半信半疑というより、ほとんど疑いながらも、見せられた地図のイメ-ジと魂のナビゲ-トを頼りに現地に赴くと、本当に彼の自宅に行き着き驚愕してしまう。そして、丁度彼の両親らしき夫婦が出かけるところに出くわし、最初は躊躇するも開き直って話しかけるが、いきなり「自殺した息子さんのことで」と声をかけてしまい驚愕されてしまう。両親は誰にも自殺のことは明かしておらず事故で押し通しており、突然見ず知らずの青年から息子の自殺を指摘されたのだから当然である。それも話をすすめる中で、息子とも見ず知らずと聞いて混乱してしまう。それでも魂のサポ-トで、息子と家族しか知らない話を次々と指摘してゆく内に信用せざるを得なくなる。そして最後に息子の依頼により自殺の真相を伝える。
それまで両親は自殺の原因が思い当たらず、過労が原因で自殺したと思い込み、会社の人を恨んで裁判まで考えていたという。息子さんはそれが気がかりで行くべきところへ行けず、自分に伝言を頼んだと説明する。また、失恋で錯乱して自殺してしまったが、それは自分が弱かったせいであり、本当はそれを乗り越えて生きなければいけなかったのだから、決して彼女も恨まないでほしい。また、5年後に妹が結婚して男の子を生むだろう、それが自分の生まれ変わりだからもう悲しまないでほしいと。

そんなエピソ-ドが何例か紹介されており、涙もろいおっさんは度々泣いてしまう。
また会話のなかでもなんとなく死後のイメ-ジや輪廻転生の大まかな原理が垣間見える。
○死後の世界は光の世界である
○しかし、自殺した魂は自分から闇の世界に入る
○人は何度も生まれ変わりながら魂を磨く
○生まれ変わるときは、あらかじめ試練を予定している
○光の世界の中でも「言葉で表現できないほどまぶしい光」が存在し、時として人の魂に使命
やアドバイスを与える・・・他のスピリチュアリズムではおそらく「神」的な存在か

その後も「魂のメッセンジャ-」として、亡くなった人の依頼でメッセ-ジを伝える役割を続けながら、経営学者としての仕事にも精進している。上梓している本も「経営学」と「スピリチュアル」のジャンルに分かれており、まったく内容は違っている。またスピリチュアルをテ-マにした歌を作り、自分で歌ってCDにしたりコンサ-トを開いたりもしている。不思議な先生である。

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