思わず笑えるスピリチュアルな裏話
霊能者 福山貞心氏著
タイトルに惹かれて読んでしまった。
まじめにスピリチュアルな話ばかりでは疲れてしまうので少し息抜き。
恋人ができないのは「霊のせい」じゃないだろ!
霊能者といえども一番多い相談は恋人や異性に関するものらしい。
恋愛がうまくいかないのは「何かに取り憑かれているのかも」とか、「生霊憑いているのかも」と霊のせいではないかとよく相談に来るが、よくない霊が邪魔しているケ-スはまれで、ほとんどが思い込みによるものとか。
安心してもらおうと「悪い霊など憑いていないので大丈夫」と答えると、普通の人は安心して帰るが、中には「そんなはずはない、もっとちゃんと見てください!」「こんなに私が思っているのに相手が振り向いてくれないのは絶対に霊のしわざに違いない。早く祓ってください!」いくら霊は憑いていないと説明しても聞き入れず、延々とやりとりがつづくらしい。相手がいやがるのも無理はない。
「霊能者は超能力者でないので、憑いていないものを祓ったりできません。人の思い込みの方が、霊よりよっぽど恐いです。」
霊能者は「警察犬」じゃない!
相談者のなかには霊視の参考になると思い、ビックリするようなモノを持参する人がいる。
夫の浮気を疑う奥さんが、「主人が普段使っているモノがあった方が詳しくわかると思って」と使い古した夫の歯ブラシを持参したり、恋人とうまくいっていない若い女性が「彼のトランクスを持ってきました。洗濯してないので大丈夫です。」と使用済みのパンツを渡されたこともある。
何が大丈夫なんだ!呆然としていると、「どうぞ遠慮しないで臭ってみてください。」
私は警察犬か!
彼の生霊の正体にゾッ!
OL風の20代の女性が大きなクマのぬいぐるみを持参し、彼に新しい彼女ができてフラれた。ぬいぐるみに彼の生霊をこめたので焼いてほしい。焼けば今の彼女が好きだという彼の念がなくなって自分のところに戻ってくるという。どうやって彼の生霊を人形に込めたのか、中に何を入れたのか聞くとゾゾゾッ!まだ彼のアパ-トの合鍵を持っており、ゴミ箱の中から使用済みの男性避妊具を盗み出し、中身はフィルムのプラスチックケ-スに取って、避妊具の方をぬいぐるみに縫い込んだらしい。彼らが結ばれた結果が縫い込んであり、焼けば二人は終わる。フィルムケ-スは自分が持っており、彼の大切なものだから匂いを追って自分のところへ戻って来る、と真顔で言うらしい。焼けというなら焼くが、ぬいぐるみに生霊など宿っていないし、何もないので、もう他人の家に無断で入って物色するのはやめるように言ってぬいぐるみを預かり、希望通り焼かせてもらった。
後日、彼女からメ-ルが届き、彼とは復活できなかったが新しい彼氏ができた。今度はその彼と別れないもっと素敵な方法を思いついたとのこと。「やっぱりフィルムケ-スを使うんだけど、先生、知りたい?」 知りたくない!
ほかにもいろいろ。また、トンデモ霊能者も何件か紹介している。相談者にもいろんな人がおり、霊能者もなかなか大変みたいである。というお話。