『封印動画―警告―』

「相方」

お笑い養成所に通う若い女性からの相談。最近身の回りで不可解な出来事が頻発、そしてその時は必ず意味不明のメ-ルが送られて来るという。
インタビュ-の際、養成所に一緒に通う相方の女性も紹介される。
数日後、相談者から連絡があり、バイト帰りに例のメ-ルが来たので気味が悪くなり、スマホで動画を取りながら歩いていたら、公園の途中で突然刃物を持った女性に襲われたという。彼女はそのとき左手に怪我を負う。レポ-タ-が動画を確認すると、襲ってくる女性がどうも彼女の相方に似ている気がするが、相談者はよく分からないとのことで、次のレッスン日に相方の女性にも見てもらうことにする。だが、その日相方は体調が悪いとのことで養成所に来なかった。そこで二人で自宅を訪ねるが、丁度彼女が出かけるところだったので、少し尾行して様子を見ることにする。相談者は、そういえばメ-ルが来るのは決まってレッスンの日であったことに思いつく。
日が落ちて暗くなってくるが、相方は何故かどんどん山の方へ歩いてゆく。そして、山林の木のそばで何かを埋め始める。見守っていると突然相談者の携帯が鳴り出し、例のメ-ルが着信する。相方の方に目を戻すと、そこに姿はなかった。埋められていた物を掘り出すと、それはお笑いで使っている小道具の人形で、中に腐った臓物のような物が詰められており、二人とも吐き気を催す。周りを見渡すと少し離れたところで相方の女性が口から泡を吐いて倒れていた。病院へ搬送されたが、幸い命には別状がなかったという。
専門家によると、呪殺祈祷の一種ではないかとのことであった。
後日、養成所に通うほかの女性に取材すると、相談者の相方は少し陰気なところがあり、何故相談者がコンビを組んだのか皆不思議に思っていたとのこと。そして、一度一人の男性をめぐって大喧嘩をしたこともあったらしい。もともと相方の彼氏だったが、相談者とも関係ができ、すごい修羅場となったが、少ししたら何事もなかったようにコンビを続けている。そして、その男性は急に姿を消して行方不明となっている。噂では、二人に殺されてどこかに埋められているのではないかとの説もあるという。
その後、相談者から取材の中止を強く要請され、調査を打ち切ることになる。

‘はい突っ込み’
筋書きとしては無難にできているが、特に霊的な映像がある訳ではなく、レポ-タ-がアイドルタイプで、相談者も相方も顔出しであることでフィクション色が出てしまっている。
再現ビデオかもしれないが、レポ-タ-の人選と相談者と相方にモザイクをかけることで信憑性が出てくると思われるのだが。

「河原」

若いカップルが渓流の河原を散策、途中しゃがんで水の流れを楽しむ彼女の肩に、こちらを振り向く女性の顔が映りこむ。
短いが、これはそれっぽい。

「屍顔」

カップルが映画を見た帰り、海沿いの橋を散策しながら彼女を撮影している。恥ずかしがる彼女が初々しく映っている。すると、突然彼女が気分を悪くして座り込む。彼女の姿を追って地面を映した映像に一瞬恐ろしい顔のようなものがフラッシュする。そして彼女は壁にもたれて意識を失う。
画面は投稿者への取材に切り替わる。彼女はその後亡くなったとのこと。突然の心臓発作だったらしい。聞くところによると、彼女の妹もそれより前に突然死しているとのこと。
取材班は姉妹の知り合いを探し、妹の友達に話を聞けることになる。友達の話では、姉妹ともとても明るかったが、母親は新興宗教にはまっており近寄りがたかったという。そして、一本のVHSテ-プを差し出し、母親が亡くなった時に姉妹がその死顔を映したものだという。その友達は実家が神主だったので姉妹に預かってと頼まれたらしい。親には返すよう言われたがどうしてよいか困っていたとのこと。再生してみると、映像はかなり古く、延々と遺体を映しているが、途中ノイズが入り、一瞬遺体の顔が目を剥くように見える。
感想として、前半の彼女の年齢とVHSテ-プの古さがマッチしてないように思え、テ-プだけが本物で、後は再現かとも思われるが、それにしては彼女が座り込むときに映りこむ顔のようなものが説明できず、すっきりしない感覚である。

「将棋」

下町の囲碁クラブで愛好家が将棋や囲碁を楽しむ様子が撮影されている。すると、それらを眺めるような古い時代の人の顔が一瞬現われる。映像は本物っぽいが、カメラのアングルが、椅子に掛けた人の腰位の位置から撮影していることに疑問が残る。

「人喰魂」

会社の同僚と心霊スポットに撮影に行ったときの投稿映像。この時はネットで見つけた山の奥の廃トンネル。まずは投稿者とスタッフでそのトンネルを取材に行く映像。同行するのは一話に出ていたレポ-タ-とディレクタ-。カメラを回しながら三人でトンネル内を歩いてみるが何も起こらない。一行は入り口に戻り、ディレクタ-が近辺を見てくるので二人に待機するようカメラを預ける。手持ち無沙汰になった二人は、もう一度トンネルに入って見ようとなり、レポ-タ-がカメラを回しながらトンネルに入る。そして、途中までついてきていた投稿者が突然いなくなる。探したが見つからず、入り口に戻って帰ってきたディレクタ-に報告するが、ディレクタ-は深く考えず、先に帰ったのではないかとの結論を出す。レポ-タ-はそんなはずはないと反論するが、明確な説明はできない。

専門家によると、その地域には小さな村が点在しており、昭和の初期まで人身供養が行われていたという。そして、いけにえにされる人が必ずそのトンネルを通って行くことになっていたらしく呪念が残っているという噂である。

そして投稿映像が流されるが、トンネルに向かう山道で同僚がカメラの前でナレ-ションを始める。すると、投稿者が予備のバッテリ-を車に忘れ、取りに引き返す。しかたなく同僚はカメラを預かり、一人で先にトンネルへ向かう。トンネル内を自撮りしながら進んで行くと、途中で女性の声が聞こえ、赤い服の女性が立っているのが映る。そして次の瞬間一足飛びに近づいている。同僚は倒れ、横倒しになった顔が痙攣しているのがカメラに映っており、その顔を細長い指の大きな手が覆う。
投稿者とはいまだに連絡が付かないと結ぶ。

‘探せよ!’普通、山で同行者が居なくなったらもっと真剣に探すだろうし、場合によっては警察にも連絡するだろう。‘先に帰ったんじゃね?’とはならないだろう。
前半盛ってね?てか、前半いらなくね?特に不可解な映像があるわけでないし、投稿者が途中でいなくなったという‘盛ってる’感が残るし、レポ-タ-がアイドル系だし。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA